竹割りは、一見すると、ナタを使い、
大雑把な作業に見えるが、
後工程の基準となる重要な工程。
2等分あるいは、
寸法に応じて3等分などに鉈で割りながら、
Tip用5.5㎜、Batt用6.5㎜幅に仕上げる。
繊維に沿って真っ直ぐに割ることが、ポイント。
割りを繰り返しいよいよ11㎜幅を半分にする割り。
(5.5㎜となるのでTip用の最終の割り)
節ごとに割るレーンに沿い、エンピツでマーキング。
鉈を入れる、繊維に沿ってクラックが走る。
クラックがマーキングしたレーンに沿っていること確認。鉈を進める。
マーキングしたレーンに鉈の刃上手く乗り、順調に進む。
節にあたる。力を強め慎重に鉈を進める。
クラックが右に振れる。
左に力加え、少しづつ慎重に進める。
やっとマーキングに戻る。
この間、鉈の進んだ距離は、2、3センチ。
左右の微修正を繰り返しながら鉈を進める。
やっと終了。
息を止め、集中した作業に汗ばんでいる。
何箇所かに、マーキングの鉛筆線の幅程度のブレがある。
私の目指す竹竿は繊維がすべて繋がっていること。
したがってブレによって切れた繊維は、
削り取ることになる。
このブレを無くし、割りの精度を上げることが、
後の作業工程を楽にし、
ロッドの仕上がり精度に大きく影響することになる。
まずは、一つ一つの工程での作業精度、
完成度を高め、業界最高レベルの竿を作ったるデー!!
こんな決意を家で話していたら、
妻「それって、どのくらいのレベル?」
私「今、教えてもらっている、秋丸先生も、目標ではなく、通過点ぐらいかな」
妻「すごいやん。ホームページに書いたら、絶対アクセス増えるで。」
私「あかんあかん。そんなん書いたら先生に勘当されるわ」
先生、ついつい調子に乗って書いてしました。
ごめんなさい。。。